死ぬならふかふかのお布団の上で

布団の上か現場がすき

私のホストちゃん~推しが白スーツを着ない日が観たくて名古屋まで~

ムーンライトシャワーを聴きながらこの記事を書いてる。一時期に比べればLeadersとは呼べないであろうファンになったな、と自覚はある。ハマったのはまだギリギリ4人で活動してきた頃のLeadで、友人とCDを買い漁り推しからの認知を貰い握手券を消費するために遠征したりしていた。いつも推し色の服を着て握手にいき、黒の服を着て握手に行った時「え、今日なんで黒?珍しいね!」といってくれた谷内伸也くんは元気だろうか…

 

まぁそんなめちゃくちゃ推していた谷内伸也、ではなくてそのグループの福岡出身のぽやっとしたアホみたいな古屋敬多が「私のホストちゃんREBORN~絶唱!大阪ミナミ編~」に主演として出る話が飛び込んできた。15周年イヤー記念シングルもイベント行ったくせにCDを買わず、15周年のライブを機に夏ツアーも行かず距離を取っていたけれど前回古屋が出たプリシラという舞台をみて思っていた

 

古屋敬多が出る舞台は裏切らない」と。

 

舞台上で輝く彼はLeadとして活躍してるときはもちろんかっこいいし可愛いし歌は上手いし躍りも素晴らしい。歌詞を書かせれはちょっと不思議ででもキラキラふんわり輝いてる。それらがぎゅっと舞台だと遺憾なく発揮され彼の出る舞台は絶対に観に行く。と決めていた…のに私はゆるいオタクだった為に取ってもらったチケットは東京初日と千秋楽のみ。遠征はしない。どちらも古屋演じる紫音ちゃんの企画日だった。

 

そもそもホストちゃんとはなんぞや?と思っていた。前の職場に舞台俳優オタな先輩がいたお陰で「推しに出てほしくない舞台」とかいう話は知っていたし「私のホストちゃん 感想」とかで検索すると確実にその文言は並んでいた。太客に入るために破産するくらいの覚悟で挑むし、それらの舞台システムを考えた鈴木お○むに貢みたいな舞台に出てほしくないみたいなことは大体書かれてる。めちゃくちゃネガキャンされてるんだけど大体どのブログも愛がある。そんな謎の舞台。

  

「そりゃどうせ貢なら推しの銀行口座教えてくれた方がいいけど舞台に出れるなんて素晴らしいじゃない~」

 

と、思っていた。だって別に太客になるつもりもないしチケット代のみの雑魚客だしただ単に楽しみたくて、舞台を観たいだけの気持ちで行くから。わたしにとってランキングがあろうがなかろうが目の前の舞台は舞台でしかなかった。まぁ題名から想像するに「ホスト」の話で多分よくわからんがキラキラした舞台だろうなぁ。お客様を口説く?甘い言葉??え?大丈夫?事務所ホストちゃんに出すメンバー間違ってない?Leadで出すなら鍵本輝じゃないの?ホスト顔だし関西出身だし甘い言葉で口説くとか一時期ずっと握手会でやってたじゃん?パセリ出番じゃない?愛してる♡とか夢で会おうね♡とかずっと言ってたじゃん!花の慶次だかなんだか知らんがそっちよりホスト役出ろよ!!!とか思ってたし紫音ちゃんのホス写はめっちゃ花輪くんな髪型で笑ったし他キャスト人は申し訳ないが誰も存じ上げないしとりあえずあのホス写ではよく伝わってこんがイケメンなんだろな~くらいの気持ちで初日を迎え

 

沼に落ちた。

 

沼に落ちた、とか言うほどのハマり用かと言えばめっちゃ浅かったと思う。でも浅いながらもホストちゃんはめっちゃくちゃ楽しくってイケメン(普通のホストってホス写めっちゃイケメンなのに店行ったらえ?入り口でみたイケメンどこ?ってなるんだろうけどホストちゃんは実物がイケメン過ぎてホス写との一致がうまくできない詐欺されてる、グッズとかパンフとか自撮りにしたら良いと思うよ)が歌って躍り口説いてくれ阿倍野ハルカは暴れまくりオタクの「語彙力()」みたいなやつを擬音と演技で表現してくれ「わかる~~~!」みたいな声しか出なかったし色々はさまれるイケメン達のあれやこれやにずっと笑って一幕を終え、一斉口説きで「だ~れにしようかな~君に決めた!」で響介と目が合い手を握られ、今日は観に来てくれてありがとう!オレの髪型どう?きみも髪型似合ってる!って至近距離の美しいキラキラ汗と笑顔と目力が余計に強調されたリーゼント姿で言われゲラゲラ笑いながらも即響介だれよSOLIDEMO?身長高いグループの人か!と調べた。ちょろかった。

 

そんなふわふわニヤニヤした気持ちの中二幕が始まり怒濤の急展開のなかランキング発表の時に雑魚ホストに向かって甘王が

 

「雑魚になるくらいなら休めばよかったなぁ!」

 

って言ってて思い出した。あ、初日二人欠席してるんだな、と。始まる前にアナウンスがあって今日は珠輝と一真がお休みで珠輝役を豪太がやります。と。その時めっちゃ薄情ながら「いや、紫音ちゃん以外のキャスト知らんし把握もしてないし誰が誰でも分からん…わたしにとって全部紫音ちゃん以外のイケメン達…」とか思ってたくせに「いや、彼らだって休みたくて初日休んだ訳じゃないやん可哀想やん…彼らだってめっちゃ必死に稽古してこの日迎えたかったんじゃないん?!」っていう謎の気持ちが芽生えた。欠席のいない完璧な舞台も絶対みる!という強い気持ちになり、甘王の思う壺だった(多分)

 

ランキングに対して不安はあったものの初日は紫音のNo.1レビューにて終わった。お目当ての彼が主演として舞台を引っ張り彼が主演としてステージを終え幸せだった。東京公演を追加したかったけど行けそうな日はどれもチケットが見つからず諦めおとなしく東京千秋楽を待った。その間紫音ちゃん神7に入っていながらも悔しそうだ、というレポをみてあー悔しい紫音ちゃん観たい!と思ってしまった。座長という立場でいながらも二幕の見せ場であるNo.1レビューに立てないのはきっと悔しかったと思う。けど仲間達のNo.1を喜ぶ紫音ちゃんも観たかった。毎日のようにTwitterにあげられるホストちゃん達のキラキラ輝いてる顔をみて嬉しそうな楽しそうな紫音を生で観たかった。そして、ラブというお金を積まれて決められる順位。LeadとしてCDを売るときだって毎日のようにリリースイベントをしてオリコンやらビルボードやらのランキングをファンと共に気にする。そのときの彼らはいつだって嬉しそうだし感謝してるって笑ってくれていた。そのアイドルとしては出せなかった「悔しい」って姿をどうしても観たかった。

 

そして迎えた東京千秋楽でNo.1ホストになれた紫音ちゃんはめちゃくちゃ嬉しそうでちょっと泣いてロボジャネットという敵を倒すためのステッキを「じいちゃんの形見だからダメ!お前にはこれだよ」と、バナナを配り食べ続けバナナ座長だと笑われていたバナナをポッケから出して渡されそれでも戦い倒し、一口食べて喜びを噛み締めて死んでいったし喜びが爆発したようなあのくしゃくしゃの笑顔でNo.1レビューをしてくれた。なんだ、めっちゃいい舞台じゃん。と思った。ファンの応援したいという素直な気持ちが現れたその日の太客ランキングでまた紫音ちゃんは嬉しそうだったしそれをみた私達も温かい拍手を送りめっちゃいい舞台だった(二度目)

 

 

さて。ここまで書いたけど全く名古屋にいく雰囲気はない。二度見たけどどちらも古屋演じる紫音ちゃんのNo.1でLeadが好きで観にきたわたしにとっては万々歳な終わりだったと思う。「紫音ちゃん以外のホスト存じ上げないしただのイケメン達やし」そう思ってたんだし。だが想定外の奇跡が起きた。初日からなにあれ~かわいい!!!と絶賛して口説きの時も客席にガンガン入ってきて口説いててキャラもしっかりある、できるなあいつ…!と思っていたうさぎちゃんに千秋楽の暗闇口説きで口説かれたのだ。暗転する前に友人とうさぴょんや~かわいい!ってはしゃいでいた所に目が合い暗くなるとぎゅっとほぼハグに近い形で寄られ「風邪とか引いてない?寒いから僕が暖めてあげるね~」と後頭部をうさぎなんてかわいい名前のくせにちゃんと男の子の手で包み込み髪の毛を撫でながら笑ってくれた。

 

しんだ。オスうさぎが目の前にいた。

 

千秋楽前に相方とご飯を食べながら「うさぴょんめっちゃかわいいの~(Twitter見せる)待って、誕生日12月16日なんだけど…相方と10歳差?!若っ!?w」なんて笑っていた子がオスだった事に衝撃受けたし心持っていかれ、しかも終演後の物販にうさぎと響介がいた。なにその組み合わせどうしたらいいの?パンツ買うの?パンツ買わせてください!!ってパンツ買ったらうさぴょんが「あっ、さっきごめんねぇ!」って向こうから言ってくれたことに感動したし響介に初日の一斉口説きのお礼と「SOLIDEMOの人なんですね!調べました!」って伝えるとあんなリーゼントでごめんねって握手してSOLIDEMOをよろしくねって親指をたてて男前な笑顔をくれた。

 

 

おうちに帰りついた時遠征できる日がないか調べたし池袋まで1時間30分で、名古屋の会場まで2時間30分でなにそれほぼ変わんないじゃんってなっていた。そしてたまたま目に入った名古屋千秋楽のうさぎちゃん企画日…あーはい、行きます。行かせてください。嬉しそうなうさぎちゃんもきっと悔しいであろう紫音ちゃんも見れる。完璧じゃないですか。行くしかない。

 

チケットも無事に見つかり仕事を終わらせ新幹線に飛び乗り名古屋に向かった。(よく考えれば人生初のひとりで遠征、しかも会場についてもひとり。だった。こうしてオタクは成長するんやな…)

 

Twitterなんかで「史上初の全員白スーツ」という話も出ていて、裏では札束の殴り合いが行われているかも知れないけど、表面上はキャストオタク達が日程を譲り合いながらファンが自分の推しのNo.1の為に頑張るみたいないい感じのやっぱいい舞台じゃんむしろマルチエンディングだからファンは企画日観に行けば万々歳なのでは?とか思ってたけどうさぎ企画が倒れないか不安だった。わたしがもし太客接客受けたくてその日しか見れないのであればその日につぎ込む選択肢しかないしそれはその舞台で起こりうる普通のことだと思うから。東京初日や千秋楽よりもめちゃくちゃガチで二幕は祈っていた。全然つぎ込んでないオタクは祈るしかないのだ。うさぴょんオタクがんばれ!と他力本願なお願いをするしかなかった。

 

 

そして発表の時は来た。いつも発表の時(いやもちろんその他の笑っちゃダメなシーンも)紫音は笑ってなかった。ふにゃふにゃ笑顔の 古屋敬多 じゃなくてちゃんと ミナミのNo.1ホスト紫音 としての彼がいて感動する。No.1の名前が発表されるまでの間紫音の顔は険しかった。バチバチとランキングに燃えてる男の顔でああこれ!この顔!この顔がやっぱいいよ紫音ちゃん!!!って発表までの僅かな間でさえめっちゃ泣きそうだった。ランキングが発表されて甘王から「No.1は…うさぎ!」の名前が出た瞬間悔しそうな顔をした、けどそれ以上に死に際のうさぎへのお兄ちゃんみたいな笑顔は良かったしNo.1レビュー中の楽しそうでぴょんぴょん踊るのも蜜柑ちゃんとうさぴょんポーズでウェイウェイやってる姿に涙が出た。推しがNo.1にならなくてもこの舞台はめちゃくちゃ推しを成長させてくれて悔しさとか愛とか色々めちゃくちゃ学んでこんなに嬉しそうに舞台に立ってくれているのだ。こんな幸せなことある?どんな評判の悪い舞台だったとしてもその上で頑張ってる役者さん達はもちろん輝いてた。

 

 

待ち望んでいた紫音ちゃん以外のレビューは言わずもがな良かった。敵であるロボジャネットでさえ「ご両親観に来とるもんね?親孝行やん」って戦ってくれた。その発言のあと会場は温かい拍手で包まれてたしうさぎの一生懸命なレビューと未成年である歌詞にまた感動した。シャンメリー貢ぐ機能あれば絶対に貢いでいた。

「未成年だから不安だった、ホストの世界で戦えるのかNo.1になれるのか、でも今日まで信じてきて良かったです。あなたの愛でNo.1!」

みたいな感じで歌いだしたとき紫音が順位に苦しんだ事やいままで一位になれなかったうさぎがこの歌詞を歌うのを見ているとめちゃくちゃ泣けた。本当にこの舞台には「悪評」を上回る愛がある舞台だと思った。

 

自分の推しが白スーツを来た姿を二度見ているからこんな穏やかに幸せにうさぎちゃんの白スーツを見れたのだと思うし自分がお金を全く積まずにこの舞台を観たからこそこんな緩くめちゃくちゃいい舞台じゃん、幸せじゃん!!!!って言えるのかも知れない。もしまた続編がありその時に死ぬほど推してる推しがいてその時を迎えたとしたらどんな気持ちなのか。そのときのためにこの無駄に長いホストちゃん楽しかった♡みたいな言葉で終わりそうなブログを残しておこうと思って書いてみた。とりあえず来年もあるなら絶対に行こうねと相方と約束したのでまた来年もやってください!!!

  

 

「あなたの愛でNo.1」

 

その言葉に嘘はないし全力で返してくれて座長として頑張ってくれた古屋敬多ありがとう。あなたみたいなゆるくて甘王にもふにょふにょしてる!って言われちゃうような子がめちゃくちゃ真剣な顔でラブと向き合い戦い続ける日々を送ってくれて、そのお陰でこの舞台に出会えて感謝しています。悪評だけを聞いてえーみたくねぇなそんな舞台wとか笑っていたわたしを殴りたいほどです。舞台のDVD待つまでの間恋パンでも観ておきます。

あとリリースイベント行ったくせに買わなかった


【MV】Beautiful Day / Lead - YouTube

こちらのシングルも見つけたら買っておきます。

 

あともし仮にホストちゃんブログを読み漁りにここに来てしまいなぜか最後まで読んでくれた方がいましたらこちらのLeadまとめを読んでいただけたら嬉しいです。

 


解散危機、不仲、メンバー引退を乗り越えた非ジャニーズアイドルLeadの歴史 - NAVER まとめ

 

 彼女がホストちゃんについて語るときが来たらきっとチケットを買うし彼女の元気はまじで「命の母です」みたいな感じだった。多分わたしはこの舞台で阿倍野ハルカを一番推したい。

 

 

 

 

最後に。

 

この舞台で紫音ちゃんにひとつだけ不満がありずっと言い続けてることがあります。

 

「初日に観に来ていた事務所の先輩である千葉様を口説きの相手に選ばなかったこと」

 

千葉様がVIPシート買ってくれなかったことも問題なんだけどね。口説いてくれてたら多分わたしはしんでたけどね。 楽しかったよ紫音ちゃん。ありがと。